経営人事アカデミー | 戦略人事マスターマインド

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戦略人事マスターマインド

人事の困りごとを解決するという共通の目的をもった協力集団への参加チケット

価格 110,000
(税込)

全体は部分の総和に勝るという格言は人事の戦略を考えるときにも有効

 私が人事コンサルティングをする時に、常に忘れないようにしていることがあります。それは、「全体は部分の総和に勝る」というギリシャの賢人アリストテレスの言葉です。なぜこの考え方が大事なのかを、少しお話したいと思います。
 人事の仕事には、高度な専門性と豊富な経験が求められます。領域を限定して業務を分担することによって、人事部員の能力向上を図ろうとするのが一般的です。
 この方式は、明日が今日の延長線上にあった高度成長期では有効でした。ところが昨今の社会情勢変化のスピード、人材市場の急速な縮小、新卒社員の3年離職率の上昇等、人事部にも状況変化に素早く対応できる能力が求められています。

正確さを追求した人事制度が、状況変化に素早く対応できないのはなぜか?
 私は、日産自動車のグローバル人事部で、人事戦略や評価・報酬制度、採用や人材育成の部長職を経験しました。6年という短い期間でしたが、国内だけで9万人、世界で25万人の社員が、共通の人事制度の下で仕事をする様子を見てきました。当時の人事制度は、2000年初頭に導入されていたアメリカ発の成果主義・実力主義型でした。
 この人事制度の当初の狙いは、年功制を廃止し、業務成績に連動した報酬を支払うことでした。最初の数年は比較的上手く進んでいましたが、10年経過したくらいからある課題が見えてきました。その課題とは、「部門の目標値がすべて達成されているのに、会社の業績は目標に到達していない」ということが頻繁に起きるようになったことです。
 部門の目標は、全体から見れば一つの部分ですが、部門の数が増えれば増えるほど、全体目標との乖離度は大きくなっていきます。この事例が教えてくれることは、全社の業績目標を部門に正確に割り付けることは非常に困難であるということです。
 その証拠に、GAFAに代表されるアメリカの好業績企業では、MBO式評価制度や9ボックス型の人材マネジメントを導入している企業はありません。彼らの成長の原動力は、機敏な対応と従業員一人一人の強みを引き出すための戦略です。

時代に取り残されないための3つの戦略コンセプトをグループコンサルティングで
 弊社では、統一性があり機敏な対応が可能な人事制度計画できるよう、以下の3つのコンセプトを重視しています。①Simple(カンタンであること)、②Measurable (測定可能であること)、③People oriented(人間の気持ちを大事にすること)
 この3つのコンセプトの中核にあるものは、個々人の強みと弱みを心理学的分析手法によって定量化する作業です。人間の行動に影響を与えているのは、自分では気が付かない無意識の思考プロセスと、成長過程で身に付けてきた固定観念です。弊社では、人材の思考行動特性を243パターンに分類し、適材適所の実現をデータ面からサポートしています。また、人事評価制度の立案では、の正確さだけでなく、評価の納得感を高める方法をご提案しています。
 今回弊社では、人事コンサルティングを気軽に始めていただけるよう、月額10万円から始められるグループコンサルティング事業を開始しました。自社の課題の相談だけでなく、他社さんの成功事例を学ぶことができるメリットもあります。ぜひお問い合わせください。



 

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